総合内科とは
総合内科とは内科全般にわたる幅広い診療を行う診療科です。様々な内科疾患の初期診療はもちろん、複数の疾患を併せ持つ患者さんの包括的な診療まで対応しております。
複数の疾患がある方だと『消化器科』や『循環器科』といった各々の臓器別専門医で各々管理を受けることは難しい場合があります。複数の医療機関にかかって「通院ばかり…」となるよりも総合内科に一本化したほうが、患者さんにとってより良い選択になることでしょう。
もちろん、必要あらば専門医療機関・臓器別専門医への紹介も行います。他の医療機関との円滑な連携をはかり、患者さんやご家族が安心できるよう医療を提供いたします。
患者さんの健康状態を幅広い視野で評価しますが、それは疾患といった医学的問題に限らずに、その方の社会生活や心理状況も含めたうえでの関わりを心がけています。医療とはつまるところ『その人の幸せのため』にあるべきなので、総合内科はそこへの配慮を欠かしません。
また、在宅医療や地域連携においても役割を果たすことができます。患者さんが自らの生活の質がより向上できるように貢献いたします。
「どこに相談したらいいかわからない」
「体の気になるところを診てほしい」
そんな時は気軽にご相談ください。
漢方外来とは
現代日本の医学は近世の欧米で確立された西洋医学が主軸となっています。それは病態生理や解剖学などの理論に基づいて疾病を診断し、治療を行うという手法です。使用する薬剤や治療法も画一的であり、日進月歩の勢いで進化しております。
しかし、それをもってしても診断が難しい症状や身体不調などが存在するもので、西洋医学のみでは対応が難しい場合もあります。そこで西洋医学と相対する概念である東洋医学の出番です。これはその人の体質や体調などの全体像を把握し、個別的に調合した生薬を使ったり、鍼灸を施したりするで不調を改善させるというものです。
本邦では江戸時代後期になるまではこの東洋医学こそ「日本の医療」でした。そして現代でも医療機関では製造された漢方薬を扱っています。
なかなか解消されない症状…
西洋薬を使うことへの不安…
あれば漢方治療はどうでしょうか?
※なお、当院は漢方外来初診の患者さんについて、漢方外来前に総合内科外来での症状の確認や診察、血液検査を必ず行っております。
※第一・三火曜日午後のみの診療です。